生き直しのあきろぐ。

超・情弱のまじめ系クズな26歳女が、生き直しを図るブログ

【読書】『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』

本を読んだので、考えたこととかまとめてみようと思います。

読んだのは、
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている(著:ふろむだ)』
です。

ざっくり言うと
人生は実際の実力よりも「あの人は実力がある」と周囲に錯覚させる錯覚力の方が重要
という内容の本です。

なかなか面白かったですし、読みながらいろんなことを考えたので、ここにまとめておこうと思います。


「錯覚力とは何か」を理解して身に着けることが大事

錯覚力とは何か?

人は「思考の錯覚」というものに無意識のうちに引きずられているんだとか。

この思考の錯覚というのは、要するに「この人はこういう結果を出した。きっとすごい人間だ。だから全体的に優秀なはずだ」という、人の一部分だけを見てその人そのものを評価することなどを言います。

イケメンや美女が採用面接に受かりやすいのもコレらしいです。
(そして採用した側はみんな「自分は顔で判断などしない」と思っている)

確かに私も、新卒入社した1社目の会社でたまたま出した実績のおかげで、「あなたはマーケティングができる人なんだね。仕事もできそうだね」みたいな評価を今に至るまでずっとされ続けています。3年も前の話だし、ラッキーが重なったことが一番の原因だったのにね。

こういう「自分にとって都合の良い錯覚」のことを『錯覚資産』と著者は呼んでいます。
これは大きなチャンスをつかむためにも、活用すべき資産であるとのことです。

錯覚資産を活用した方が「実力」もアップしやすい

「それって意図的に実際よりも自分を高く見積もらせるってこと?騙してるみたいじゃない?」
「実力もないのに買いかぶられたとしても、結局は実力不足で失脚するんじゃない?」
と思われるかもしれません。

しかし、錯覚資産を活用することによって、実力そのものもついてくると著者は言います。

人は思考の錯覚によって人を判断し、重要な仕事を任せたりします。
なので、錯覚資産が大きい人の方が良い仕事やポジションを任されやすく、結果的に成長できる環境を手に入れることができるからです。

錯覚力タイプは、エリートコースに乗り、いい先輩の丁寧な指導を受け、重要な仕事を任され、みんなに助けられ、実力アップの機会に恵まれる。 実力タイプは、数年後に廃棄が決まっている老朽化したシステムのお守りや雑用ばかりさせられ、ろくな経験を積めず、実力が伸び悩む。

結果として、数年後には、実力においても、錯覚力タイプが、実力タイプを追い抜いているのだ。
こうなると、錯覚力タイプは、さらにもっとよい成長機会を与えられることになる。
この繰り返しで、錯覚力タイプと実力タイプの差は、残酷なほど開いていく。

そう言われると確かに私も、新卒時代の実績という錯覚資産のおかげで今の会社に採用されているわけですし、錯覚資産によって良い環境を手に入れていますね。

「この人になら任せられるだろう」と思ってもらうとっかかり(錯覚資産)があると、チャンスを手にしやすいというのは納得です。

錯覚資産を手に入れるには?

では、錯覚資産を手に入れるにはどうすればいいんでしょうか?

著者はその答えとして、「錯覚資産が得られそうな仕事や役割に、とにかく手を挙げてチャレンジすること」だと言っています。

とにかくチャレンジする回数を増やし、運良く成功したとしたら、今度はそれを武器により良い環境を手に入れる。
特に数字で成果が分かるようなことに挑戦すると良いそうで(錯覚資産が大きくなるから)。

こうすることで錯覚資産というのは、わらしべ長者的に大きくなっていくんだとか。

著者はこのことから、
人生は運ゲーだが、「当たると当たる確率が上がる運ゲー
だと表現しています。

自分のやりたいことのために、錯覚資産をガンガン作って活用していきたい

さて、かなりざっくりと錯覚資産についてまとめると以上のような感じでした。

錯覚資産の話に関しては「ズルなんじゃないか」「小賢しい」と感じる人もいるのかもしれませんが、私はそうは思わなかったです。
むしろ「どんどん活用していくぞー」と感じました。

私の直近の目標としては、前回の記事にも書いた通りです。

  • マーケ&ライティングの仕事を続けられるようにすること
  • 会社を辞めることになっても、せめて個人で続けられるくらいの力をつけること

そのために、積極的に錯覚資産を使っていきたいなと思いました。

そう考えると、

「後々、どんなタイプの仕事が来ても対応できるように広く浅くスキルを積んでおく(あまり興味がないサイト構築やデザインも、そこそこできるように頑張る)」

よりは

「webマーケとライティングでできるだけ成果を挙げて、アピール力の高い実績を作っておく」

が錯覚資産の運用的には正しいでしょうか?

それで「○○という実績を上げたあきらさん」「○○と言えばあきらさん」というイメージを作ると強そうですね。

○○に入るものは、何がいいんだろう?
それを今後は考えたいですね!


・・・さて、『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ですが、私は印象に残ったことがあと2点ありました。

  • PVとCVRにどれくらい投資するかを考えると効率が良いという話

→「露出やアピール」と「実力やスキル」の投資のバランスについて

  • 現実世界の価値観を否定しない方が得という話

ですが、ちょっとそれぞれ長くなりそうなので、これはまた別の記事で書こうと思います!

とりあえず、今日は錯覚資産についてまとめてみました~!

ひとまずここで、おしまい(*‘ω‘ *)